トップページに戻る

(^◎^)たこぶの韓国旅行日記(^◎^)

2000年5月17日

**ぶたこぶソウル珍道中1

 初日はわたしらの旅行にしてはめずらしく、朝ゆっくりの出発でした。9時すぎに家を出れば、十分に間に合うなんて。
 ご近所のひとに見つからないように(^◎^;)こそっと表通りから(変な表現だ)電車に乗りました。もはや行き慣れた関空への道。

 アジアナ航空は、初めて乗ったけど、なかなか快適でした。ランチを食べたらもう金浦空港(^◎^)。1時間半しか乗っていなくても、ちゃんと機内販売とか、ランチとかがあるのね。国際線はエライ。
 曇天だったわりにはほとんど揺れもなく、快適なフライトでした。

 空港について、ホテルまでリムジンバス・・・と思いきや、お迎えは大型バンでした。お客さんはわたしらを入れて2組、4人しかいなかったのでした。

 さて、ホテルに直行、というわけにはいかず、お約束の「免税店」へ。わたしらの泊まるホテルの隣がロッテホテルで、その隣がロッテ百貨店。その10階に「ロッテ免税店」があるのです。もちろん、こんなところで散財するつもりはなく(^◎^;)、韓国の価格状況を把握するだけでしたが。

 30分ほどお店をひやかしたあと、再びバンに乗って、ようやくホテルへ。すぐ隣なのに・・・車より歩いた方がよっぽど早い(^◎^;)。
 わたしらと同乗した2人(女性の親子連れ)は、わたしらと違うホテル(ヒルトンホテル)なので、ここでお別れ。添乗員さんもさよなら。

 部屋は16階で、窓からは向かいのホテルが見える(^◎^;)。ウェスティン朝鮮ホテルという、老舗のホテルらしい。庭にでっかくて古い塔のようなものが見える。ガイドブックを見ると、古いお寺の遺跡らしい。それがホテルの敷地内にあるんですと。さすが老舗。

 荷物をほどいて(といっても、ほとんどティッシュの箱だったりする・・空箱をためておいて、これに帰りはお土産を詰めるのぢゃ)いよいよソウルの街へ繰り出したのでした。時間はまだ3時になっていない\(^◎^)/

 まずは近場で、歩いて行けるミョンドン(明洞)から。地図を片手に「明洞餃子」を目指す。

**ぶたこぶソウル珍道中2

 明洞は、大阪でいうと道頓堀のようなにぎやかなショッピング街。地図で見るとホテルからは歩いて5〜10分というような距離。
 大通りを渡らないといけないのだが、ソウルの大通りには信号がない(^◎^;)代わりに地下道があるのだが、これがめっちゃわかりにくい。とにかく広いのです。非常時の防空壕がわり、ということもあるのだそうで。
 初心者のわたしたちは、「道をまっすぐ横切るだけ」の地下道を見つけて、とにかく明洞にたどり着きました。

 当然のことながら店の看板はハングルだらけなのですが、明洞は観光客も多いらしく、漢字や英語、カタカナで書いた看板も多く目につきます。

 明洞餃子は、結構すぐに見つかりました。ぶたこのハングル予習のおかげですな(^◎^)。
 さて、ソウル最初の食事は、この店の名物のうどんと餃子。うどんといってもややコシのないひらべったい麺で、餃子といってもぶたまんのような丸い餃子でした。サービスでキムチが2種類(普通のキムチとお漬物のようなキムチ)小皿(というより中皿(^◎^;))に乗って出てきました。これは食べ放題。さらにご飯もついて、以上で占めて9,000ウォン(約900円)。もちろんお腹いっぱいになりました。

 さて、腹ごなしに明洞をウロウロ、

**ぶたこぶソウル珍道中3

 「明洞衣料」という店があって、ガイドブックによると若い子に人気の激安店らしい。店に入ると、確かに人がいっぱい(^◎^;)。
 日本のバーゲン会場みたいに、ワゴンセールをやっている。5,000ウォン〜10,000ウォンと格安だ。だが、「東大門にいったらもっと安いのがあるかも」と買い控える。

 小一時間ほどして、お腹もこなれてきたので、一旦ホテルに戻ることにする。地下街をとおって、ロッテ百貨店の地下1階、食料品売り場に出た。何やら賑わっている。ソウルの百貨店の地下は、日本のスーパーマーケット状態なのですと。閉店時間も近いので、パン売り場では袋にまとめたパンの安売りをしていた。シュークリームが大きくておいしそうだったので2つ買い、ついでにメロンパンも買った。

 ホテルに戻って一休み。さて、夜は長いぞ!と奮い立って、南大門市場にでかけることにする。ついでにどっかのコンビニでミネラルウォーターも買って来なければ(水道の水はのめないし、ホテル常備のお水は高い)。

 時間は夜8時ごろ。地図を頼りに南大門市場にでかける。地下道の階段を降りつ昇りつして、南大門市場「らしき」ところにでた。
 どういうわけか、お店があんまり開いていない(^◎^;)。幌をかぶったままの屋台がずらりとならんでいる。いくつかの店は開いているけど、人波も少なくて、まわりは暗くなって来るしで怪しい雰囲気。どうやら「開店前」の時間だったらしいのだが、その時はそんなことを考える余裕もなく、コンビニも見当たらないので、明洞に(逃げるように(^◎^;))向かった。

 地下道の階段を昇ったところにコンビニがあった。さっそくミネラルウォーターをゲット。ついでにその横においてあったバナナジュースもゲット。ミネラルウォーターは、2リットル入りで1000ウォン、ジュースは200ccで700ウォンでした。用意してきたショッピングバッグ(黒のズタ袋)に入れて、さて無事に帰れるわい。
 帰る途中に、「ピビンバ」のお店を発見。結構明るいお店で、ショーウィンドウにカタカナでメニューが書いてある。夕ご飯から結構時間も経ってるからいいか、とお店に入る。ピビンバとキムパブ(キムタクに非ず。日本ののり巻きの様なもの)を食べる。もちろんキムチ2種はサービスである。ピビンバ4,000ウォン、キムパブ2,500ウォンであった。ご飯がおいしくって大満足だった。

 ホテルに帰って、さっきのシュークリームを食べることに。日本から持ってきたコーヒーを入れようと思ったが湯沸かし器がない。フロントに電話すると、ルームサービスに頼んでくれ、という返事。で、ルームサービスにお湯を2つ持ってきて、と頼む。ほどなく、厚いお湯の入ったポット(1リットル入り)が2つ運ばれてきた(^◎^;)。ま、せっかくやからとコーヒーとシュークリームでデザートにしたのでした。

 え、まだ1日目が終わったとこ?(^◎^;)


200年5月18日

**ぶたこぶソウル珍道中4

 さて、二日目です。

 朝御飯は、前日買ってきたメロンパン。ちょっとぬるくなったコーヒ−(^◎^;)わたくしはバナナジュースをいただく。
 今日のメインは「東大門市場」その中でもドゥサンタワーとミリオレにはぜひとも行かねばなりません(^◎^)。
 とはいっても、朝から行っても開いていないので、午前中は市内観光でもしようということになりました。地図を見ると、ホテルのすぐ近くに徳寿宮(トクスグン)という王宮跡が有る。ソウル市内にいくつか残っている王宮でも最も小さいものらしい。入場料は700ウォン。中は公園になっていて、博物館もあって市民の憩いの場所になっているという説明。「ちょっとは文化的なこともしなければ(^◎^)(^oo^)」と出かけました。

 ホテルから地下道を通るとすぐに入り口。入場券を買って中に入ると、観光案内所がありました。地下道が分かりにくかったので、「地下道の地図みたいなものはありませんか?」と聞きましたが、そういうのは作っていないそうです。「迷いそうなんですよ(^◎^;)」と言ったら、「私たちも時々迷います(^-^;」という返事。納得してしまいました。

 地下道地図はあきらめて、宮内を散歩。日本のお寺(東大寺とか)に雰囲気が似ている。ハングルを考えたといわれる世宗(セジョン)大王の銅像があった。ハングル講座で何度も見ていたので(アニメで出てきてハングル文字の説明をしてくれるのです)思わず挨拶をしてしまう。
 公園の中心に王宮の建物があります。どうやらTVドラマかなにかの収録中らしく、王朝風の衣装を着た人がいっぱい集まっていました。何だか得した気分(^◎^)(^oo^)。

 木陰のベンチで休憩していると、ウェディングドレスを着た女性と、タキシードで決めた男性が歩いてきました。どうやら王宮の建物をバックに記念撮影、ということのようです。こうやってウェディングアルバムを作るのが流行っているとガイドブックに書いてあったなあ。実際に見れてまたまた得した気分(^◎^)(^oo^)。

 徳寿宮も十分見たところで、またしばらくお散歩。行ってみたかった本屋さんを探すことにする。
 道端のお店を眺めながら歩いていると、鶏の丸焼きがショーウィンドウの中でぐるぐる回っている店に遭遇。サムゲタンだ!(^◎^)。時間はまだ12時にはなっていない。しかし・・・韓国旅行の目的が目の前で回っているのを見ると我慢ができなくて、全然見も知らない店だけど(^◎^;)入ることにしました。

 お店の人はまだ掃除をしている途中だったようだ(^◎^;)。かまわず「サムゲタン、食べたい!」と訴えると「OK」という返事(だと思う)。席に通されて、サムゲタンと「焼いた鳥」を注文する。メモ用紙に「焼鳥」と書いたのだが、果たして通じたかどうか・・・。不安を感じつつ待っていると、ほどなくぐつぐつに煮えたサムゲタンと、唐揚げに近い鳥が出てきた。「肉、切りまっか?」とはさみをカチャカチャさせたので、どうぞ、とうなずくと、焼鳥をその場でジョキジョキと切り刻んでくれた。さらにお約束のキムチ、白菜ベースと大根ベース、おまけにこの店ではごぼうのキムチ、生ししとう、野菜サラダににんにくのスライスまで出てきた。こんなに食べきれるわけないやんけ!
 しかし、韓国では「食べ残す」のがマナーであったりするので、食べきれないぐらいがちょうどいいんや、とぶたこに教えてもらう。それにしても食べきれない分はもったいないので、店の人の目を盗んで(^◎^;)焼鳥の何切れかをそっとラップに包んでカバンの中にしまう(^◎^;)。

 サムゲタンの中には高麗にんじん、にんにく、銀杏、プルーン、そのほかいろんなものが入っていて、からだによさそう。見た目よりあっさりしている。全部で占めて16,000ウォン。

 お腹いっぱいになったところで、再び歩き出す。すぐ近くに大きな書店があって、本のほかにも文房具なんかが充実している。それが道をはさんで2店舗あった(別々のお店です)。
 ぶたこは韓国の雑誌を買いたいと言った。韓国のファッション誌には付録として化粧品がついて来るんですと。それが競争が激しくて、どんどんいい品物が(量もしっかりあるのが)今の韓国の主流なのだそうです。本屋でうろうろしているうちに、何だかお腹が痛くなってきた(;◎;)。さっきのサムゲタンか?
 ついに海外で食あたりか!
 しかし、ここでくじけてはならじと、お店の中をぐるぐる歩き回ってお腹をこならせることにする。10分ほどして平常に戻ってきた。よかった。その間にぶたこは化粧品付録つきの雑誌を買おうとしていたが、レジで「今付録を切らしております」といわれて、買うのを断念。ま、ほかの本屋で売ってるさ。

 一旦ホテルに戻ったあと、東大門市場へGO。てくるのが大好きな(電車賃がもったいないだけともいう)わたしたちは、地図を見て歩いていくことにしました。途中でしんどくなったら、そこから地下鉄に乗れば大丈夫。
 ホテルを出て、ロッテ百貨店の前で、さっそく地下道を渡ります。で、道を渡ってまた地上へ。で、ほどなく大きな道路、またまた地下道。でも、今度の地下道は、先の方まで続いてる様子。いつも道をわたるときには地下道を降りなければいけないのだから、このまま地下道を行けるところまで行ってやれ。地図を見ながらならなんとかなるやろう、と覚悟をきめて歩き出しました。
 東大門市場までは、地下鉄の駅で3つ目ぐらいです。


**ぶたこぶソウル珍道中5

 行けるところまで、と思って歩き始めましたが、どこまでも行ける(^◎^;)。駅がどんどん過ぎていきます。もちろん、その両側にはずっと店が続いています。印刷やさんが何軒も続いてるところもあって、面白かった。

 気がつけば目的地。とうとう3駅分、全部歩けたのね。
 地上に上がって、「斗山タワー」に。思ったほど込んでいないのは、平日のお昼だからか。ビルの前では何やらイベントをやっていて、大音量で音楽が流れていました。めっちゃうるさい!(>◎<)

 とりあえず、最上階まで上がって、歩きつかれたので(^◎^;)ソフトクリームを買って休憩。窓際が全部椅子になっていて、眺めがいい(^◎^)。

 ワンフロアずつ見て回ったのですが、どこにも定価が書いていないというのは不安なもんですな。ぶたこが「オルマイヨ(いくら)?」と聞くと、電卓を出してきて数字を示してくれます。うーん、思ったより安くない(~◎~;)。アクセサリも、明洞で見た値段とあんまり変わらないような・・・。いろいろ見て回ったあげく、ぶたの陶器のキーホルダーを買いました。

 カバンやさんの前を通ると「グッチ、グッチ」と声をかけられました。ぶたこが「ブランド物より、韓国ブランドのほうがいい」というと、皮のハンドバッグを薦められました。
「これ、本物の皮あるよ。ほら」
といって、ライターの火をカバンにかざして証明してくれるのでした(^◎^;)。やることが過激やな。
 しかし、デザインも気にいってしまいました。白いのと黒いのと2種類あったのですが、「両方買ったら安くなる?」と、ぶたこが恐ろしい提案をしたら、店員さんが「ひとつ25,000ウォンだけど、ふたつで45,000ウォンにするあるよ」というので、結局両方買うことに。皮のハンドバッグ2つで4500円は、まあ、安いよなあ。

 隣のミリオレにも寄ったけど、結局何も買わず。人がどんどん多くなる(若者の街なのだ)ので、だんだん疲れてきて(年ですなあ(^◎^;))歩いてホテルに帰ることにした。

 てなことで、まだまだ2日目の夕方だ!
 がんばれ、わし(^◎^)。


**ぶたこぶソウル珍道中6

 ま、せっかく東大門まで来たんだからと、帰りは来た道と違う道を(路上を)行くことにした。東大門市場といっても、ひろうござんす。でっかい道をはさんだ両側が問屋街になっていて、ずーーっと続いている。
 わたしたちが歩いた側は、衣料品、カーペットなんかがいっぱい置いてある店が続いてました。夕方になったところなのに、しまいかけている店が多かった。ほんまの問屋さん街なんや、と妙に納得しました。売っているものも10個一まとめとか20個一まとめとかの靴下やアクセサリーがいっぱい。ぶたこはちょっとかわいい靴下10足を買いました。

 問屋街の切れ目のところから別の道に。何やら今までとは違って、食料品をいっぱい売っている香港の屋台街っぽいところにでました。地図で確かめると「中部市場」というところらしいです。面白そうなのでとおり抜けることにしました。狭い道沿いにいっぱいお店が並んでいて、野菜や干した魚なんかを売っています。なんかの虫のさなぎも(^◎^;)売ってました。どれも安そうなんだけど、量が多そう(^◎^;)。買ってもしかたがないか、ってことで通り抜けるだけにしました。

 そろそろお腹も空いて来ました。どこかでこの旅行の目的その2「プルコギ」を食べなければいけません(^◎^)。焼肉やさんは何軒かあるのですが、店先に値段が書いていません。ぶたこは一生懸命店の中のメニューを盗み見したりしましたが、「ひょっとして、めっちゃ高かったらいややなあ」というのは一致した意見です。
 そうやってしばらく歩いていると、やや奥まったところにあるお店を見つけました。どんな感じじゃろうと店の前までいくと、店の前で囲碁をしていたおじさんが「アンニョンハセヨー」と声をかけてくれました。それがとてもフレンドリーな感じだったので、思わず店の中に入ってしまいました。
 店の中は広々としていて、全部が座敷(フローリングの)になっていました。席につくと、なんと、床が暖かい。おお、これぞオンドル!(^◎^)
 思わぬところで初体験できました。
 プルコギを2人前とご飯を注文しました。


**ぶたこぶソウル珍道中7

 プルコギは、ジンギスカン鍋の牛肉版と入ったようなものです。焼けた牛肉を野菜の葉っぱで巻いて(なんていう葉っぱだったっけ(^◎^;))いただきます。お好みによって生のにんにくスライスや、生のししとうを一緒に巻いて、お好みによってたれをつけて食べるのです。ぶたこは遠慮していましたが、わたくしはにんにくスライス(そんなに薄くはない)に挑戦してみました。ひとくちめで鼻
がとおりました(^◎^;)。ふた口めには舌の横が痺れてきました(^◎^;)(^◎^;)というわけで、食べ慣れない人にはお薦めできないようです。わたくしはだんだん平気になってきていましたが(^◎^;)。

 そのうちお店の人が隣のテーブルで食事を始めました。お客さんがいるからとか、そんなこと関係ないのね。自分たちの食事が終わったあと、わたしまだ食べているのを見て、自分たちが食べていたお味噌汁の残りをお婆ちゃんが持ってきてくれました(^◎^)。で、ご飯も半人分ぐらい余分に持ってきてくれて、お味噌汁とまぜて、「これで、おいしく食べれるで(^^)」(と、たぶんいったんだと思う)。
 お店をでると、さっき囲碁をしていたおじさんもいて、「カムサハムニダ!」「アンニョ!」と言ってくれたのでした。


**ぶたこぶソウル珍道中8

 お店の名前は「マンポジプ」。お店の中に、日本のガイドブックのコピーが貼ってあったのでした。ずいぶん前のだけど。プルコギ2人前で8000ウォン×2+ご飯1人前1000ウォンで、しめて17000ウォンでした。

 もう満腹になったので、しばらく歩かねば。
(^oo^)「屋台のフナヤキ(たい焼きのようなもの)を食べたいなあ」
(^◎^)「売ってたら買おか・・・」
(^oo^)「・・・そこに売ってる・・・」
 と、グッドタイミングでフナヤキをGETしました。ホテルに帰ってから食べることにして、明洞に向かって、てくてく。

 地図を見ると、このまままっすぐ行くと明洞聖堂(カソリック教会)に出るらしい。ガイドブックには「明洞のシンボル」とまで書いてあるのですが、今までお目にかかれなかったのでした。写真で見ると結構でっかい塔がたってるのになあ。

 と、大きな道を渡ると(このあたりは地下道じゃなくって、信号が続いている)ありました、ありました。やや小高い丘の上に、石畳の坂道のその向こうに、写真で見たのと同じでっかい聖堂が。なんか、迫力ありましたなあ。人もうろちょろしてはるし。

 さて、もう夕方になってきました。
 ホテルに帰ったら、もう疲れてしまってそこから歩き出す気力はありませんでした(^◎^;)。

 おお、ようやく2日めも終わったぞい。


2000年5月19日

**ぶたこぶソウル珍道中9

 ま、とにかく三日めに突入した(^◎^)。

 この日は梨大前から新村に。朝、ゆっくりと朝食をとったあと(昨日と同じくロッテ百貨店でかったパン、フナヤキ、それから牛乳。韓国の牛乳は日本のより味が濃い感じ。なんだか懐かしい味)地下鉄で梨大前へ。
 地下鉄の切符を買うのにちょっと手間取ってしまいましたが(^◎^;)無事、乗り込めました。
 ソウルの地下鉄はでっかい。JRの車両なみ。乗り過ごしたらどうしよう(^◎^;)と、ちょっと不安でしたが、駅の表示が分かりやすかったので(ちゃんと英語の表示もある。字もでっかい)、なんとかなりました。

 「梨大前」というのは、梨花女子大前、ということで、地下鉄の中は女子大生らしき女の子がいっぱいでした。ほとんどが同じ駅で降りたから、きっと女子大生でしょう(*^^*)。梨花女子大はお嬢さん学校ということなんですが、学生さんはカジュアルな子ばっかり。だいたいがTシャツ、スラックスにサンダルか運動靴、リュックサックという出で立ちで、駅から校門までの道(下り坂になっている)を、さっさかさっさかと歩いて行くのでした。
 この女子大の周辺にいろんなお店が(リーズナブルな店が)いっぱいあるのです。わたしたちがついたのは10時を少し回ったくらいだったので、まだ開店していないお店が大半でした。開いているお店を探し出して、とにかく入ってみました。

 校門のすぐ前に、小さなアクセサリーやさんがありました。ちょっと覗いてみると、かわいいアクセサリーが1000ウォンぐらいで並んでいました。ぐぐ。東大門より安いやんけ。もちろんぶたこがこのチャンスを逃すはずはありません(^◎^;)。ネックレス他をGET。
 しばらくそのあたりを歩いていると、だんだんとお店が開店していきました。だんだん商店街のような賑やかさになってきました。スーパーマーケットのようなお店に入ると、アクセサリー、洋服から時計、下着、文房具と、いろんなものが置いてあって、かえって何を買ってよいのやら(^◎^;)という感じ。
 開店まもない靴やさんにも入りました。店の人は親切に、ぶたこの足のサイズに合う靴が店の中に無いとなると、店から飛び出していきました。しばらくすると1足の靴を持って走って戻ってきました(^◎^;)。しかし、はいてみたらあんまり似合わなかったので(^◎^;)心を鬼にして、買わなかったのでした(^◎^)。

 またしばらく歩いていると、ロッテリアがありました。休憩がてら(何しろ歩きづめだったので)パピンス(かき氷)を食べようと、中に入りました。お昼前でお店は空いていました。ぶたこはパピンスを、わたくしは(天気が悪くてちょっと寒かったので)ホットコーヒーをたのみました。パピンス2500ウォン、コーヒ−は900ウォン。


**ぶたこぶソウル珍道中10

 ひと休みしたあとで、もう一度梨大周辺を散策することに。いっぱい道があるからね。
 韓国の化粧品をいっぱい置いていそうな化粧品やさんに入りました。お店のひとが片言の日本語でいろいろ説明してくれます。ぶたこはいろいろ悩んだあげく、化粧品のパレットほかいろいろ(^◎^;)をGET。
 レジで勘定をして、昨日も大活躍した黒いショッピングバッグを広げると、買った品物をぱっぱと入れてくれます。結構な量やな(^◎^;)と思っていたら、あとからあとからいっぱいおまけがついてきました(^◎^;)。買ったのの倍ぐらいのおまけ\(^◎^)/。これが韓国のもてなしの心、キムチの精神なのね。

 さて、いっぱいの買い物をして(実際に買ったのは半分ぐらいだけど(^◎^;))、新村へ向かいました。
 地下鉄でひと駅なんだけど、歩いても行けそうなので、歩いて行くことに。
 道の途中に100円ショップのような雑貨やさんが。ふと店先に目をやると、前から欲しかったベランダ用に最適なスリッパが!うう、こんなところで見つかるとは、運命としかいいようが無い!店の中も物色しましたが、他にはいいものはなかったのでスリッパだけを買いました。化粧品の上からばさっ(^◎^;)。

 さらに歩くこと約10分。新村の交差点につきました。そろそろお昼やし、ここらで憧れの「カルピ」に行かなくては!


**ぶたこぶソウル珍道中11

 いよいよ「カルピ」なのだ!

 新村の交差点から少し北に上がったところ、道路から少し脇に入ったところに「済州島カルピ」というお店がある。ここに来て、ようやくガイドブックどおりのお店に入ったのだった(^◎^)。
 平日(金曜日)だったせいか、お店は空いていた。窓際の席に座って「デジカルピ」(豚肉のカルピ)を2人前注文した。韓国では牛肉と同じように豚肉も人気があって、牛肉に比べると、安くて量もあるので若いひとに人気だとか。
 まずは定番のキムチ攻撃(^◎^;)。テーブルいっぱいにキムチが並んだ。それからお肉を包んで食べる葉っぱに、お馴染みのにんにくスライスにししとう(^◎^;)。ここのししとうはジャンボサイズだった。
 お店のお姉さんが豚肉を皿に盛ってやって来た。お、結構量があるやんけ。ひとり骨3本分(^◎^)。お姉さんがはさみでジョキジョキとお肉を切って、テーブルの真ん中の網の上に広げていきはります。キムチを食べながら待つことしばし。「もう焼けたかいな(^◎^)・・・」とお肉をひっくり返していると、お姉さんがこわい顔でやってきて、ひっくり返しなおしはる(^◎^;)。勝手にやったらダメなのかしらん(^◎^;)。
 しばらくして、ぶたこが「もう、食べてもいい?(^oo^;)」って聞いたら、どうやらOKということらしい。
 プルコギと同じように、お肉を野菜に巻いて食べます。おお、ジューシー。たれが一応あるのだけれど、たれをつけなくても十分甘みがありました。これは1人前6500ウォン。
 ちなみに牛肉のカルピは12000ウォンぐらいだったとおもいます。こんなところまでチープに生きるわたしたち(^◎^)。

 お腹もいっぱいになったので(ほんまに)、新村のデパート「現代百貨店」に行きました。
 と、天気がだんだん怪しくなって来たので、大急ぎで。

 ふぅぅ(^◎^;) あと、もう少しや。

**ぶたこぶソウル珍道中12

 現代百貨店は、ちょっと高級調。マダムが着そうな服が並んでいました。東大門とはお客さんの種類も違うみたい。全館をゆっくり見て回って、休憩用の椅子がおいてあったので、ちょっとひと休み。おっと、TVカメラの取材をやってるで。きれいな化粧をした女性アナ(らしきひと)が、原稿をチェックしていました。バーゲンの取材みたいでした。
 ロッテ百貨店と同様、地下1階が食料品売り場で、ここだけはごった返していました。ロッテよりだいぶ安い(^◎^)。しかし、こんなところで食料品を買ってもなあ・・・。とと言いつつ、海苔とラーメンを購入。

 地下道続きで、隣の百貨店、グランドマートにも入りました。現代百貨店よりもっとさびれた感じ(^◎^;)。ただし、地下の食料品売り場は更に混雑していました。
 あとで知ったんだけど、この時ソウル市内はお昼だというのに真っ暗になって、大雨で大変だったらしいです。建物の中にいて、全然気がつきませんでしたが。

 で、新村駅から地下鉄に乗って、ホテルにいったん帰ります。梨大前で買った化粧品を広げてほくそ笑むぶたこ(^oo^)。

 さて、夕飯は・・


** ぶたこぶソウル珍道中13

 雨の降る中、明洞へ。初日に入った「張」食堂のピビンバがおいしかったので、最後にもう一度食べようと思ったのでした。ピビンバと冷麺を注文。おまけのキムチにはもう慣れっこになりました。このお店、ガイドブックには全然載っていなかったけど、店の雰囲気も良く、メニューも日本語のものがあるし、店の雰囲気も明るくていい感じでした。

 さて、いろいろ見て回ったけれど、結局ここが一番安いのではないかと思われた「明洞衣類」で、最後の買い物。
 金曜日の夜で、雨も激しくなって来て、つまり雨宿りがてらのひとも含めて店の中は大混雑(^◎^;)。初日はサッと見ただけだったけど、このお店、4階まであって、服だけじゃなくアクセサリやカバン、化粧品なんかも売っているのでした。ワゴンセールを各階でやっていて、「5000ウォン均一」とか「3000ウォン均一」とか書いてある。ワゴンも各階にひとつじゃなくって、3つ、4つはある。
しかも中身は山積み。そうとうな根性が無いと全部は見れません(^◎^;)。
 それでも、わたくしはなんとか根性を奮い立たせて(^◎^;)シャツを2着GET。ぶたこはGパンを。
 このお店には試着室なんていうのは全然無くて、客はみんなその場でシャツをはおったりズボンを履いたりスカートを履いたりするのです(^◎^;)。店にあるのは試着用のゴムのスカートだけ。なんか、学校の更衣室状態ですな(^◎^;)。(いえ、実際に見たことはないですよ)そのなかでGパンを試着したあんたはエライ>ぶたこ
 悔いの無いようにくまなく店内を見て回るぶたこ。わたくしは途中でくたびれてしまったので、フロアの隅にある休憩所で休憩。
 すっかり店内を見回って満足したところで、外に出ようと思ったら、めっちゃ大雨(>◎<)。で、もうしばらく店内をうろうろ(^◎^;)。ホンマ、満喫しましたぜ。

 雨がやや小振りになったのを見計らって外へ。閉店間際のパンやさんを見つけて、明日の朝食&お土産用にパンを買いました。

 さて、あとはホテルに帰るだけ。ちょっと明洞のはずれの方まで来ていたので、「地下道をくぐればホテルは直ぐなのでは」と思い、地下から道を渡る。これが間違いのもとだった(>◎<)。
 階段を昇って、そのまままっすぐいけばホテルやろう、と思いつつ歩いていると、「南大門市場」の看板が・・・。どうやら道を間違えたらしい。目指すホテルは「あ、あれや、あれ(^◎^)」と自信たっぷりに先導をきって地下道を渡ったが、また違う道にでてしまった(>◎<)。夜も更けて、雨も降っていて、どの建物がどれかがよく分からなかったのでした。結局、明洞まで戻って(^◎^;)ロッテ百貨店の地下からホテルに戻ったのでした。信用を無くしたわたくし(;◎;)。

 さあ、3日目も終わったぞー\(^◎^)/。


2000年5月20日

** ぶたこぶソウル珍道中14
 そして次の日。
 ソウル旅行も終わりです。
 朝、お迎えのマイクロバス(ワゴン車)が来て、空港へ出発。わたしたちの他には女の子の2人連れがひと組だけ。若い子らで、アカスリがどうだったとか、サウナがどうだったとか話してました。わたしらには縁がない(^◎^;)。
 ツアー旅行のお約束どおり、空港に行く途中でキムチのお店に寄りました。いろんなキムチを紹介されて、説明もいろいろしてもらったけど、何にも買わず(^◎^)。試食もさせてくれたけど、特別おいしいって事もないしなあ。あ、一緒にでてきたお茶(とうもろこし茶)はおいしかったので、それだけを買いました。5000ウォン。ちなみにキムチは20000ウォンぐらいしてましたね。旅行の最後だから、持ち合わせももうそんなにないのに。(っていうのはわたしらぐらいなのかしらん)一緒に行ってた二人連れは、キムチを買ってました。

 空港に着いて、ほんとに最後の食事(もうお昼になるので)。空港のレストランでのり巻きを食べました。さすがにキムチ攻撃はなかったです(^◎^;)。

 売店でひまわりのチョコレートとかお菓子を買って(おいしかった)、さらにぶたこ懸案の化粧品のおまけつき雑誌を買おうとしたら、100ウォン足りない(^◎^;)。お店のおばさんに「日本円が混ざってもOK?(^oo^;)」と聞くと、快くOKしてくれました。これで残金0ウォン\(^◎^)/ワーイ。

 そういうわけで、わたしたちのソウル旅行は、無駄なく(^◎^)終わったのでし
た。
 おしまい(_◎_)(^^)/~~~


オマケ

面白かったこと、いろいろ(^◎^)。

・ソウルでは女の子どうしが手をつないで歩いている。ふたり連れで手をつないでいないのは、だから日本人(^◎^)。

・道路がきれいに整備されている。大きな道路には信号がなく、地下道を通らないと道が渡れない(^◎^;)。しかもエスカレーターやエレベーターの設備があんまりない。足が不自由な人には大変でしょうね。

・歩道が広い。でもそのひろい歩道を、当たり前のように単車が走っている。歩道を歩いていて、後ろからクラクションを鳴らされると、飛び上がるほどびっくりする。

・教会の前に猿回しのおばさんが居た。猿回し、といっても、サルは椅子に腰掛けてタバコをすっていて、気がむいた時だけ(なのだろう)バク転をする。そしてまた椅子に座ってタバコを吸う。ただそれだけで、おばさんもその横でタバコを吸ってじっと座っているだけ。でも、結構稼いでいたなあ。

・ホテルのTVは、NHKのBSも映る。ところが、時々BS1とBS2が混同されるようで(^◎^;)、日によって映るチャンネルが違っていた。
 韓国の放送はチンプンカンプン。当たり前だが。
 韓国のニュースを見ていたら、しょっちゅう金大中大統領が画面に映る。おお、韓国に居るんだ!と喜んでいたが、それは首相解任のニュースだった事が、日本に帰ってから分かった(^◎^;)。