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(^oo^)ぶたこぶの虎鷹日本シリーズ観戦記(^◎^)


私たち、ぶたこぶは、なんとこの度日本シリーズ第4戦を観戦できるという素晴らしい体験をしました!!!そう、史上初日本シリーズで同一チーム二夜連続サヨナラ勝ちしたという、あの試合です!!

私ぶたこは、高校野球で中学・高校時代に二度甲子園での観戦経験と、高校時代に阪神・巨人戦を一度だけ観戦経験があるけど、それ以来の甲子園!20年以上ぶり。しかも日本シリーズです。
チケットをとっていたわけではない私たちが、どうしてこんな体験ができたのか、その日をどんな風に迎え、でもって、当日はどんな一日だったのか。特別日記でお届けします(^oo^)

 

10月20日(月)

福岡で連敗、かなり落ち込んでいたぶたこぶ家に、友人からのメールが届きます。
先月、甲子園に観戦に来て、その次の日、タイガースツアー案内をしたあの友人です。
一緒に道頓堀のグリコ、食い倒れ人形、日本橋の電気街、通天閣、MBS毎日放送社屋、阪神百貨店と、観戦翌日見てまわり、久しぶりの再会だったのに、とても楽しい時間を過ごしたのでした。

その友人、日本シリーズの第4戦(10/22に予定)のチケットを必死でとったのに、なんと仕事で行けなくなってしまったのだとか(@oo@)(;oo;)で、なんと私たちにそのチケットを下さるというのです!!!!!
こんなラッキーなことがあるでしょーか!

メールを受け取った私は、すぐさまたこぶの会社に電話します。こんなんメールではすませられません!
10/22、もちろん行きたかったんだけど、なんとその日は夕方5時半から声楽のレッスンが入ってます(;oo;)レッスンは、2時間。終ったら7時半。これでは観戦できません。一ヶ月に一度しか通ってないレッスンをキャンセルするなんて・・しかもこんなに日が迫って二人分もキャンセルするなんて、そんな失礼なことしていいものか。それに理由が「日本シリーズ観戦」やもんなぁ(^oo^;)(^oo^;)

どうしてもあきらめきれず、たこぶと相談して、先生にお伺いをたててみることに。
最初は、私が電話してみたけど、お留守。その日、私は英語学校。ってことで、たこぶが昼休み以降会社から電話してくれることに。友人へ行くか行かないかは、その日のうちに連絡しないと、宅配便での送付が間にあわない可能性がある。たこぶにその友人への連絡も頼んで(私はメール環境がその日一日なくなるため)、私は夕方結果待ち。

学校から夕方5時半頃帰宅。早速メールチェック!
しかぁし!!!こういう時に限って、ヤフーのモデムが調子悪くネットがつながらないのだ('oo')('oo')('oo')
結果はどうなったんだあぁぁぁ。気になるよぉぉぉ(;oo;)(;oo;)
仕方なく、たこぶが帰宅するまで待つことにして、夕食の準備。気もそぞろ。

夕方、たこぶが帰宅。結果は・・・・「OK!!!」
声楽の先生にたこぶが「こんなこと怒られるかもしれないんですけど・・」と切り出すと、
先生「私は、めったなことでは怒らないわよ。なぁに?」ときたので、(^◎^)「あのぉ、偶然水曜日の日本シリーズのチケットが手に入ることになって・・・」と言ってみると、先生、間髪を入れず「行って来なさい!応援してくるのよ!この二つの負け方、くやしいじゃないの。その代わり勝ってくるのよ!!!」と、気持ちよくレッスンキャンセルを承諾してくれたそうだ。うーん・・・先生、愛してるぅぅぅ!

友人にメールも出し、友人からも「発送しました」とのメールが。
おおおお、いよいよだ!!行けるんだ!あこがれの甲子園球場に!


10月21日(火)

今日は、第三戦の予定。天気予報でも、朝方まで雨が残るけど、甲子園の試合には影響がないはずとのこと。
しかし、朝起きてみるとえらい雨。しかもやまないぞ、この雨。どうなるの?今日の試合。

午前中は、今日はじめての歌の生徒さん。レッスンしながらもお天気が気になる。
まっ、明日が晴れてくれればいいんだけど(^oo^)
(そう、この時まで私は、自分は水曜の試合を見に行くんだと思ってました。雨が降っても自分のチケットは水曜のままだと信じていたのです)

昼までのレッスンをすまし、昼からテレビ番組をチェックしていると「今日の日本シリーズは雨天順延」との知らせ。「ちちんぷいぷい」(関西ローカルのワイドショー)を見ていると、角さん(司会の元局アナ)が、「チケットは一日ずつずれます。今日の人は明日、明日の人はあさってと。」と言ってる。
えっ?私のチケットもずれるの?ってことは、私は水曜じゃなくて、木曜に行くことになったの?えっ?
ここはどこ?私は誰?の世界(^oo^;)

しかし、こんなん大変やろなぁ。見に行く日をめざして有休とってのぞんでいる人も多いだろうに、日程がずれたら行けなくなるなんて人も多いかもしれないし、なんか変なシステムやなぁ。

そうなると水曜は、何も予定なくなるやん(^oo^;)
一応、声楽の先生に「すみません、せっかくキャンセルして日程を変更してもらったけど、順延になって・・・」とお電話。日程を戻す必要はないと御返事をいただき、先生も、もう別の約束入れたということで、変更した後の日程のままとなる。


そっかぁ。水曜なら、朝から予定がなかったから、私は弁当作って、甲子園にも早めに行って・・・と準備万端で望めるはずだったんだけど、木曜となると、午後か3時半まで英語学校やんか。う・・・。まっ仕方ないな。放課後すぐに行くことにしましょ。木曜の昼に本など英語の資料を何冊かいただく手はずになっていた別の友人に、メールして「荷物になるので、後日に」と変更のメール。

夕方、6時頃。玄関のベルが鳴り「宅配便でーす!」
うふふふふふ。チケットだ。本物だ(*^oo^*)☆ミ。ほんとに行けるんだと実感がわいてくる。
そこにはしっかり「順延の場合、日程がずれます」と記載されていた。

よし、木曜だな(^oo^)

 

10月22日(水)

いつもなら、木曜は朝から学校に行って、放課後も学校に残って勉強するんだけど、明日はギリギリに行って、放課後もすぐに帰ることになりそう。ってことで、今日は、家でその分勉強するぞ、と張り切る。
しかし、気持ちは集中できず(^oo^;)

夜、第三戦をテレビ観戦。
今日、勝つか負けるかは、すんごく大きな違い。
もし今日負けたら、明日は、まかり間違ったら王監督の胴上げの可能性が出てくるんだもんね。そんなん見たくないもん!絶対勝ってくれぇぇぇぇ!と念じながら観戦。

しかし、すごいなファンの歓声。いつも以上だと感じた。この中に明日自分がいるなんて信じられない。

明日に備えて、いつも以上に張り切って、選手の応援歌も、歌詞を見ながら必死で歌う(^oo^;)
しかし・・・疲れる展開やった。負けるのかと思ったけど、なんとサヨナラ勝ち!!
試合後のインタビューが途切れて、もんどりうつ私たち(^oo^;)でも明日はこれを生で聴けるだもんね!

とにかく、一勝した。明日ダイエーの優勝はなくなったんだ。私たちがもう一勝させてあげるからねっ!
待っててねっ!!!


10月23日(木)

とうとうその日がやってきた。
たこぶと待ち合わせ場所をしっかり確認。梅田の地下鉄改札を出たところ。阪神百貨店の前にあるところ。ここで3時40分から50分ぐらいの間とした。3時半に授業が終って淀屋橋から駆けつけたら、この時間が精一杯だ。

午前中は、お出かけの準備。ペットボトルに香港で買ってきた中国茶を入れて詰める。500mlが2本。これで足りるかな。おにぎりは2合分。シャケフレークとゴマをご飯にまぜてにぎり、ソーセージ風の小さなハンバーグを1つずつくっつけて一緒にラップする。うん、うまそうだ。6個できたから1つは昼飯にする。
おやつセットのポーチには、栗饅頭、三笠、黒飴、抹茶飴、ラムネ、せんべいなどを入れる。小腹が空いたとき用。前夜風邪気味で風呂に入れなかったので、シャワーを浴びてすっきり。

なんやかんやしてたらもう出かける時間。あれ、雨がぱらついてるぞ?1つだけ傘を入れた。
学校に出かける前に、近所のサティに寄る。サティは、マイカル系というか今はイオン系で、阪神を応援しているので、応援グッズが売ってたのを思い出し、先に買って置いた方が段取りがいいかも・・と行ってみた。
買うつもりだったのは、応援用のバット。細くて長いタイプのが2本組のやつ。これが一番いいと、先日観戦に行った友達がアドバイスしてくれていたのだ。それが二人分と、ジェット風船。初心者としてはこれで十分だ。

で、サティ。
望んでいたバットは、なかった。太いのならあるけど、二人分4本買ったら、カサが高すぎるからやめ。
風船もなかった。これは球場で買おう。何も買わないって思ったけど、ふと見たらいくつかの品物がなんと半額になっとる!(@oo@)(@oo@)これは、公式ショップで買ったら半額になんてならないよね。
気持ちの高まりが後押しして、私は、ここで派手派手ハッピを購入してしまいます(^oo^;)
背中におっきなトラの絵が全面に描かれているやつ。黄色と赤の2タイプを購入。ほんとなら一着3500円のところを二人分で3500円。今日の座席は、一応ダイエー側3塁側アルプスなんだけど、大丈夫だよね、きっとこれ着て応援できるよね・・と少々不安ながら買ってしまいました。

ルンルン気分で、学校に向います。
早めに来ていたクラスメートに自慢(^oo^)「今日日本シリーズ見に行くねん!!!」
授業の合間のブレイクタイムにも、違うクラスメートが、例のビールかけティーシャツを着ていたのを見かけ、ついつい自慢。それをきっかけに、休憩時間は、野球話で先生も含めて盛り上がった。
カナダ人の先生は野球にあんまり詳しくない。でも、向こうでは、ワールドシリーズでは、引き分けってのがなくて、絶対に7戦で終るんだよって行ってました。勝負がつくまでやるんだって。
日本のシリーズは、15回までで、引き分けたら第8戦があるって説明したら、面白がって聞いてくれました。
もう行く前から、気分は盛りあがりまくりです。

3時半の授業終了後、はじめて一番に教室を飛び出します。
一目散に地下鉄に向かい、梅田へ!3時45分ぐらいには到着。たこぶは、もう来て待ってました。会社はもちろん早退したらしい(^oo^;)(^◎^)
この時点で、たこぶにはハッピを衝動買いしたことは、まだ内緒。「お弁当とか入って重たいから、持って(^oo^)」とリュックを背負ってもらい、阪神電車の乗り場へGO!TGBAT.JPG - 19,579BYTES
甲子園に着いたら買おうって思ってた応援グッズは、すでに阪神の駅売店で売ってる。
おばちゃんに、「細いバット、どんなんあります?」と聞くと「優勝バージョンあるで!」と出してきてくれた。黄色と黒のと二種類あったので、これに決定!各700円(税込み)、これと風船4個入りを一袋ゲット。
おばちゃんに「どうやってチケット取ったん?」と聞かれる。待ってました!この質問!

(^oo^)「私ら、めっちゃラッキーなんです。大声でいえないぐらい・・。友達ががんばって取ったんだけど、行けなくなってゆずってもらえたの。すんごくラッキーやから、その分がんばって応援してくるから!」
おばちゃん「そら、よかったねぇ、応援頼むで!」と言ってくれた。売店のおばちゃんもええ感じやわぁ。阪神って。みんなが球団を愛してるって感じ。うーん。

この時間、4時前だけど、キップ売り場もホームももう人出がすごかった。往復切符販売機に並んで、甲子園の往復券を二枚購入。丁度ホームには甲子園に臨時停車する特急が待っていた。これで甲子園まで15分。速い!

TGGATE.JPG - 17,424BYTES甲子園に着く。もう虎ファンでいっぱい!駅を降りて球場口の改札を出ると、すぐそこにもうゲートが。優勝記念ゲートの前で、みんな携帯デジカメで写真撮影してる。周りには、お祭りの屋台のように売店がいっぱい。カゴにいれて出張販売している立ち売りのお姉さんもいて、もう応援グッズは、どこでも買える状態!!

私たちは、3塁側アルプス19列の137−138という席。14番ゲートからの入場。行って見ると、まだ人が並んでた。もうすでに開門されていると思ってたので、びっくり。開いてなかったんだ。ってことは、開門してすぐに入れるってことだ。ラッキー(^^)v

並んでる間に、たこぶにハッピを買ったことを報告。びっくりしとった(^oo^;)(^◎^)
二人して、ハッピを着て、応援バットも出し、肩からかける。準備万端!TGPEOPLE.JPG - 19,987BYTES

多分4時15分規定通り2時間前に開門。二列にしっかり並ばされていたし「今日のチケットは第4戦用ですよー」と大きな声で言ってまわってくれていた職員の人たちのおかげもあって、混乱もなく入場できた。19列っていうと、かなり後ろかしらん・・と思ってたけど、行って見ると、けっこう前の方。
レフトの金本が守ってるところのすぐ後ろ。ホームランかファールか決める黄色いポールのほぼ真後ろの位置で、全体からいうと前から三分の一あたりの場所。しかも、外野側の端っこの二つだった。
これは、出入りも楽だし、いい席だ!
外野席とアルプス席の間には、通路があって、高さも、外野席の方が一段階高くなってる。
隣のフェンスから外野席の客がこっちを見下ろす感じ。こういうのって知らなかったことだらけで面白い。

グラウンドでは、ダイエー選手の打撃などの練習がはじまってる。TGDAIEI.JPG - 13,131BYTES
まだ座席は、あんまりうまってなくて、みんな自由に一番前のフェンス際まで行って見てるので、私たちもそこまで行って記念写真撮ったりする。打撃練習では、何本かに一本外野に球が飛び込んでくる。レフト線を打つ球は、自分たちに向って真っ直ぐ球が来る感じで、すごい迫力!!
球場の職員の人が見ていてくれて、球が飛んできそうになると、ホイッスルで「ピーー!」と注意を促してくれる。あれがなかったら、ぼーっとしてて球にあたる人がいるかも(^oo^;)(^oo^;)

球場は、テレビで見るよりもずっと広く感じた。外野はめちゃ広い。あんなところで守ってたら、めちゃ孤独やん。この中でプレイすることのすごさを、改めて感じた。
阪神の選手は、特に外野の選手は、自分のチームメイトよりも、スタンドの観客の方が近い感じ。これで歓声を受けるとそりゃすごい迫力やし、心強いやろなぁ。逆に敵の選手は、周り360度が全部敵なわけで、怖いと思うなぁ。

そうこうしてるうちに、お隣の席に熟年のご夫婦が座った。タイガースのカッコしてた。よかった(^oo^)
お話してみると、この春にご主人が退官されて、そのお祝いに息子さん二人と娘さん一人の共同でこのチケットをプレゼントされたんだって。オークションとかで多分すんごく高いお金払って!めちゃ親孝行やなぁ。広島からのこの夫婦は、今日、広島から甲子園に来て、明日は京都の嵐山を観光して帰るんだそうです。旅が好きで二人で年に二度ぐらいは旅行を楽しんでいるんだそう。甲子園は初体験。
お互い初めてってことで「よろしくお願いします(^oo^)楽しみましょうね!」と交流を温めました。

甲子園には夕闇が迫ってきます。夕焼けがすんごく美しかったです。思わず写真を撮ったぐらい。TGSUNSET.JPG - 11,671BYTES
まず内野が点灯し、その後外野が点灯するという順で、ナイターらしくだんだんと変身していく様は、ムードありました。
4時15分から5時35分まではダイエーの練習だったので、ずっとダイエー選手を見てたけど、すぐ前のレフト外野のところで、多分岡本投手だと思う人が投球練習してたけど、すんごい迫力(@oo@)(@oo@)
めちゃ速いやん、球!!!!こんなん投げられて、みんなよう打つなぁ。


初心者ばかりで心細いねって言ってる中、私たちのまん前に男の子出現。もう全身が「阪神好きやでぇ!」って言ってる服装!思いきって話し掛けます。「こんちは!よろしくお願いします。私たち初めての甲子園やねん」と言うと、彼は「僕はもう小学校からのずっとファンなんです」と話し始めた。

その手には85年優勝の時の記念のペナントが!
「この時は、優勝グッズがまだまだ少なくて、最後売り切れ間際をぶんどったのがこれで・・。でも、あれからずつと負けつづけで、これ持ってると後ろ指差されたことも数知れずです。」とか。苦労してんなぁ。

年を聞いてみると、私より一回りしたのトラ年。それを聴きつけたさっきの熟年旦那さんが「僕もトラ年です!」と告白。5人のうち三人がトラ年という何やら幸先よい応援スタートだ(^oo^)
私より2回り上が熟年旦那さん、一回りしたがベテランファンの子。
「僕、色々叫んだり言ったりするタイプなので、ご迷惑かけるかもしれませんが・・」とか言うので、(^oo^)「何言ってるの!どんどんやって!君についていくわ!!」とハッパをかけました。これでリーダーができたぞ。

TGSENAKA.JPG - 20,755BYTESそうこうしてる間に、彼の横の席に更にベテラン風のおじさん登場。少年の父です(^oo^)。
この親子、富田林で食べ物やさんを営んでいるんだそうで、土地柄PL学園と縁が深いんだそうです。
ってことで、片岡やらPL出身の選手とは会ったこともあるし、色々親しい人も多いんだとか。だから高校野球の時から甲子園は通いなれてるようです。このベテラン父は、しっかりハッピも85年優勝記念のもの。思わずその背中を写真撮影させてもらいました(^oo^)

なかなか試合が始まるところまで行きませんね(^oo^;)でも、もう少しお付き合いくださいね。
5時35分にダイエーの打撃練習が終わり、今度は阪神選手の登場、10分ずつの最後の守備練習です。

トラッキーとラッキーの歌が流れ彼らが華麗にダンス。ファンもそれに合わせてダンス。
いかつい兄ちゃんが、全身で踊ってるのを見てると、なんだかすんごくハッピーな気分になれます(^oo^)

六甲おろしも、このあと多分歌ったよーな気がするなあ。曖昧な記憶(^oo^;)

で、いよいよアナウンスにより今日の選手紹介。まずはベンチ入りしている選手全員の紹介です。
(このあたり記憶が曖昧で順番段取りの順番に自信ないです。間違ってたらすみません(^oo^;))
投手は、○○、○○、捕手は、○○、内野手は、○○、・・・、外野手は、○○・・・と、スターティングメンバーでなく、ベンチ入りしている全員がここで紹介されるのです。
で、一人一人名前を呼ぶごとに、私たちは、バットを一回ずつ「ドン!」と叩きます。
○○、トン!、○○、トン!てな感じ。合いの手みたいに。全員終ったらバァーーーと連打。

相手チームも紹介あって・・・(その時は静か(^oo^;))。

でいつやったか、今日のスタートの投手と捕手の紹介も別にあった気がします。


その後、スターティングメンバーの紹介。
この時も、一人ずつ紹介がある度に歓声でたたえます。
うーん・・・録音でもしとけばよかったな。こんなに色々あると知ってたら。

で、応援歌のメドレーが始まります。
高校野球の背番号でいう9番から1番に向って、スターティングメンバーの応援歌を連続で歌っていくのです。
外野から内野、捕手から投手と1コーラスずつ。で、最後に六甲おろしを歌ってしめるとこの段取り。これはなかなか高度な技で、ついていくのが難しかったです(^oo^;)>初心者ぶたこぶ


さて、とうとう始まりました。
ここからは、箇条書きで、へぇぇぇって思ったことなどなど(^oo^)TGLEFT.JPG - 14,486BYTES


・こっちが守ってるときは、ピッチャーが投げるとき、セットポジションに入ったころから「おおおおーーーっ」と言い始めてクレッシェンド。投げてミットに入る瞬間に最大ボリュームに達するよーに。相手へのプレッシャーとピッチャーへの鼓舞なのかな。

・1つアウトをとるたびに、「チャチャ チャ チャ チャ チャ(拍手の音)、アウト!(これ叫ぶ声)」と言います。このリズムは、なかなか難しいシンコペで、高度でした(^oo^;)
アウトを取れたことに興奮しすぎていると、知らん間に拍手の部分が終ってて、「アウト!」に参加できません。

・不安はまったくはずれて、周りはほとんどが阪神ファンでした。ほんま見事に。隣の隣に阪神ファンとダイエーファンの夫婦が来てましたが、かわいらしく応援してはりました。その他は、あまりダイエーファンを見かけることはなかったです。ただ、すぐ隣の外野席からは、ダイエーの応援団がけなげに必死で応援していて、その人たちのことも応援したくなったぐらいです。

・レフトスタンドには、もちろん応援団の人はいないので、向こう側のライトスタンドの応援団の人たちの手により誘導を必死で見ながらこっちは合わせて応援します。それがなかなか至難の業!!
合唱経験のある人なら、ステージで、端と端のソプラノとベースがお互いを聞きあいすぎてズレてしまうという経験があるかもしれませんが、そのもっとひどい状態(^oo^;)耳で聞いてあわせると、遅れてしまいます。気持ちがはやってるから、さらに走ってしまうんですね。相手の手の動きを視線だけで見てあわせるのがいいんだけど、そんなクロートばっかいるわけじゃないから、同じスタンド内で意見が分かれてしまうこともシバシバ。
例のベテラン青年くんは、視線で合わせようとがんばってくれていたので、彼に合わせるようにして私たちもがんばった(^oo^)

TGBUTAKO.JPG - 19,360BYTES・チャチャチャと太鼓が叩かれたら「○○(選手の名前)、チャチャチャ」のパターン。

・両手で、こっちおいでーーーってかっこが見えたら「ホームラン、ホームラン、○○!」ってこと。

・あとパターンとしては「GOGO、レッツGO、○○」などあり。

・で、向うの応援団の人が、黄色い三角の旗を振り上げたら、「今から応援歌やで」の印。
 「ドンドンドン!」と三つの合図のあと、応援歌が始まります。これは、止めるまで延々と続きます。
もう一回、黄色い三角旗が出てきたら「次で終わりやでぇ」って合図です。

・三三七拍子は3回ぐらいあって、アッチェレランド。だんだん速くなり、最後にしめにオーレ!みたいな掛け声があるんだけど、これをどういうかが、最後までわかんなかった(^oo^;)

・あとチャンスのときのファンファーレのときも、合いの手のように拍手が入るけど、ラッパの音がはるか向こうからしか聞こえないので、あわせるのがすんごく難しい。ベテラン軍団のフアンたちが、やってくれてるのをまねて参加。

・私の前のベテラン青年は、自分なりの応援スタイルが確立してた。もう気持ちは選手と共にあるって感じ。ナイスプレーをしたとかは、親指をあげて選手たちにかかげる。これは、決して見えてるわけじゃないのかもしれないけど、音をあげるわけでもなく、届くと信じて親指立ててる。得点したときは、普段の応援のバットの他に、旗が出てきます。40センチ×80センチぐらいの大きさかな。それを大きく顔の前にかかげるんですね。これも音を立てないけど、彼なりのアピール。こういう一人一人の絶対選手に届くぞっていう音を出さない応援もあるんだなって、なんか感動しました。ファンってええもんですなぁ。


・私たちの席にいるファンの大切な役割があった。それは、相手のリリーフピッチャーへのプレッシャー。
ある時、私たちの席のすぐ横にある通路のゲートが、職員によって開けられたら、その瞬間に、外野側とこっち側からファンがフェンス際に集まってきます。ベテラン父のおっちゃんが「リリーフが出てくるからやで」と教えてくれた。会場のアナウンスよりも、どこよりも早く、ピッチャー交替するんやなってことがわかる瞬間です。で、相手ピッチャーがあの小さな車に乗って出てきます。「唾かけたれー!」「帰れーーー」とか言いながら、そのフェンスを、持ってるグッズでガンガン叩くファンたち「ぶーーーー」とブーイング音も忘れません。投手を送り出した後の車が帰ってくるのまで迎え、その空いてる車にまでプレッシャーかけてましたから、相当なもんです(^oo^;)こんなことが行われていたのね(^oo^;)

・金本がホームランを打ってくれました(^oo^)最初のホームランのあと、守備位置に帰ってくる金本をものすごい声援で、私たち近くのファンが迎えます。「金本!チャチャチャ!」のコールは、金本が返事するまで続きます(^oo^;)金本が手を上げて声援にこたえると、歓喜するファン。これが最初は、外野全体のファンから、二回目は、レフトスタンド側のファンからおこり、二回とも手をあげて答えてくれた金本。もう、おっとこ前ぇぇぇ!
その他の時も、打撃でナイスプレーした人には、守備で帰ってくるときに、必ずみんなでそろってようやったと声援を飛ばしてました。うれしいよね、選手もきっと。

・金本のすぐ近くにいたので、彼が守ってるときのお尻を突き出したポーズがめちゃ気にいりました。ええお尻してます(^oo^)たまに、背中がカユいのか、ぼりぼりっとかいたりして(^oo^;)

・こっち側のピッチャーが代わったときは、守備してる時なんだけど、合間をぬって「がんばれがんばれ、あんどぅ!」とかいう声援を応援団の指揮の元、入れます。うまいことタイミングはかるなぁ。

・うちには携帯ラジオが二つあるのですが、これを一人一つ持って、朝日放送に合わせてイヤホンをかけて聞きながら観戦しました。これなかなか役立ちましたです。トイレに行くあいだ、すんごい行列に並ぶときも、試合経過がわかるし、ダイエーが攻撃中は、静かやからよく聞こえます(^oo^;)ややこしいことがあったとき、ベンチでおきていることがわかるし、なかなか便利でした(^oo^)

・とにかく、阪神が攻撃してるときで、周りの客が半分ぐらい座ってたのは、最初の今岡のときだけ。後は、こっちの攻撃んときは総立ち。向こうの攻撃のときも、めちゃピンチのときは、みんな立って守備を応援してました。

・七回のラッキーセブンがあるのは知ってたけど、炎の五回裏ってのがあるって知らんかった。
ベテラン青年が五回表で風船をふくらまし始めたので、(^oo^)「何してるの?」って聞いたら、「炎の五回裏やから」と答え。その裏、スクリーンに炎の五回裏!!というメッセージが流れて、何人かのトラファンが風船飛ばしてました。風船飛ばすタイミングは、この他、ゲームが終った後も、監督インタビュー直後、ヒーローインタビュー直後などにも飛ばしてました。勉強になるなぁぁぁぁ。TGPOLE.JPG - 12,795BYTES

・自分が応援する選手のボードなどを作ってる人は、優先的に前の席にいって立ってもよいよーです。
藤本選手のボードを持ってる人は、藤本選手の打席になると出てきて、テレビに「映してぇぇぇ」とアピール。前の方で立ってます。周りの人は見難くても文句は言いません。で、彼の打席が終ると、大人しく片付けてまた後ろの席に引き下がるわけですね。これがマナーなのね。

・丁度私たちの座席の後ろあたり、30列目ぐらいからが、報道のカメラマンの席でした。
10個ぐらいの席を確保して、各社がカメラの三脚とパソコンをセットしてスタンバイ。撮った写真はどんどん会社に送信しているようでした。すごいなぁ。

・ゲームが終ってインタビューが始まる頃には、もう座席は座るためのものではなくなります。そう、のっかって立つ場所になるんですね。ヒーローインタビューのときに、観客たちもヒーローよろしく、座席に乗って立ってます。ベテラン青年が「ここ、乗っていいですからね!」と声をかけてくれたので、私たちも座席に置いてたフリースのシートを片付け、そのあたりの人たちを誘ってのっかりました。「名古屋から初めて来たんですぅ!勝って嬉しいですぅ」っていう人やら、とにかく周りの知らない人と、歓喜を分け合いました。

・家でウェブのMIDIサイトを使って勉強した各選手の応援歌、歌詞をプリントアウトして持っていったけど、なじみのなかった平下選手以外は、全部暗譜で歌えました(^oo^)家で二人っきりで歌ってた歌が、今は球場全体で歌ってるなんて、夢のよう!!広島の夫婦にも歌詞をあげて記念に持って帰ってもらったりして・・・。
もう燃えました!!特に昨日は、選手がねばってくれたので、一人の選手の応援歌を10回以上連続で・・ってことも多くて、ラッパの人、休憩ナシで大変やったやろなぁぁぁ。

・試合終了後は、さっきからヤジをとばしてプレッシャーをかけていた、相手チームのピッチャーが出てきていた通路への扉が開き、そこを通って帰れます。これ、なかなか面白い体験。暗い通路を通りながら「ここを通って出てきてたのねぇ」と感慨深かったです。

・10時を過ぎるとラッパはダメになるから、応援もラッパなし。でも、その頃になると、選手の応援歌も楽器がないのに、キーが合ってたりします。みんなの体にメロディが刻み込まれてるんですな。球場全体がほぼ同じキーで応援歌をアカペラで歌ってるサマは、なかなかすごかったです。

・とにかく相手が攻撃している時は、試合の流れが少しだけつかめるんだけど、こっちの攻撃のときは、内野側ってよりは、ライトスタンドの応援団の動きに合わせることに神経を集中するため、試合の流れはもひとつわかりません(^oo^;)特に、ストライクゾーンは、こっちから見てると、インコースかアウトコースかは、一切わからず、高めか低めかだけがかすかにわかるのみです(^oo^;)もちろん選手の表情はわかりません。
最後のインタビューで、監督の顔がスクリーンに映し出されてはじめて表情がわかったぐらい。
帰ってから録画しておいたビデオを見て、「この時こんなんやったんやぁぁ・・・」とチェックするのは、ぜつ必要かも。

・ヒーローインタビュー後の六甲おろしは、ほんまに感動もの。カラオケより走ってどんどんずれていくけど、そんなことはおかまいなし。もうみんなの気持ちが1つになって、すんごい世界。甲子園が世界一って行った伊良部の気持ちがわかった気がしました。

・帰りは、電車に乗るまでに、もうひとやま大変です(^oo^;)
球場から駅にいたる信号のところで「今、信号を渡ると駅が大変混雑してます。次に信号が変わってもまだ横断しないでください。」と警察に止められるので、何回も目の前の信号を待つことになります。
やっと渡れる時が来たって思ったら「横断歩道からはみ出さないような横断してください」とか言うてるけど、横断歩道がどこにあるのか、全くわからないから意味のない指示だ(^oo^;)
圧迫されて死にそうな気がするぐらい苦しい瞬間があったが、誰かが応援歌メドレーとか歌ってくれていたり、ラジオ聞いたりして気をまぎらわした。

・帰りの阪神電車は変だ(^oo^;)一般の電車って思えない。テーマパークの乗り物みたい。だって、ほぼ全員が今球場から出てきた人で、まだアフロのかつらかぶってたり、顔にペイントしてたり、応援の服装のまま。電車の中では試合の復習がはじまってたりして、なんか知らん人ともいつでも話せる態勢。もちろん超満員なんだけど、サヨナラ勝ちの後だから、許せてしまう(*^oo^*)☆ミ

・ちなみに私たちは、梅田の地下鉄のホームにて、やっとハッピを脱ぎました。試合の後の脱力感でハッピを脱ぐとか、恥ずかしいとかそういう意識は、全く消え去るようです。

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****てなわけで、もう超楽しかった、私たちの日本シリーズ観戦の顛末は、こんな感じ。
まだ観戦の経験ない人も、ぜったい一回は甲子園に足を運んでほしいです。でもって、行くなら早いめに行ってお弁当や周りの人との会話を楽しみつつ試合を待ち、試合後も余韻を十分楽しんで、六甲おろしを三番まで歌って帰れると更に楽しいです。来シーズンも普通の試合のときでいいから、外野のライトスタンドの応援団の人たちのすぐ近くでぜひ観戦してみたいなって思いました。初心者だけど仲間に入れてもらって。
こんな機会をくれた友人には、スペシャルサンクスです!!!恩人だぁ!


以上、ぶたこぶの日本シリーズ観戦記でした(^oo^)(^◎^)


2003.10.24(金)